由緒 櫻井子安神社

由緒

勧請の年月は明かではありませんが、極めて古くにこの地に祀られたと伝わっております。
当神社から僅かな距離の山の上に鎮座している「左右大神」の境外社とされております。
上代郷櫻井の子安神社として縁結び、子宝、安産、子供の成長を祈願するためにご婦人方からの崇敬が篤く参拝されてきました。
御祭神は、桜の花の様に美しいとされる木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)、日本の神々の祖神である伊邪那岐命(イザナギノミコト)、伊邪那美命(イザナミノミコト)をお祀り申し上げております。

近年になると、伊邪那岐命、伊邪那美命をお祀りしていることから事業繁栄の御神徳を仰ぎ、企業や事業主の方の崇敬も集めております。

縁起物の「赤麻紐」

当神社では、御神体に巻かれた後に御神徳のある縁起物として「赤麻紐」をお守りや御神札に用いて皆様へ授与しております。
この赤麻紐は、毎年11月に当社宮司により新たな赤麻紐へ巻き替えられた後の麻紐であり、この麻紐をお守りとして日々身に付けていると縁結び、子宝、安産、身上安全、事業繁栄など有り難いご利益がもたらされるものです。

吉田神道の流れ

室町時代に京都の神道家である吉田兼倶によって大成した神道の流派に「吉田神道」があります。
吉田神道は、国内にあった儒教、仏教、神道、陰陽道の思想を巧みに取り入れ混用し形作られていき、江戸時代にもなると神道本所として全国の神社、神職に階位を授けるなどして影響力をより強固なものへとしていきました。
当社にもある許認可上は、当時の宮司である上代備後守藤原重光が吉田神道より元禄9年(1696年)に享けたものとなります。

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